【#032健康の格言】「ストレス」は精神的なものだけではない

ストレスは精神的なものだけではない

――身体・環境・化学反応から考えるストレスの本質

整体院 温々堂の迫田です。
「ストレスが原因ですね」と言われると、多くの方は
精神的な負担や気持ちの問題を思い浮かべます。

しかし、臨床現場で身体を診ていると、
ストレスの正体はそれほど単純ではありません。

実際には、ストレスは
身体・環境・体内環境の影響によっても生じる
極めて「生理学的な反応」です。

ストレスは「身体にかかる負荷」の総称

医学・生理学的に見ると、
ストレスとは「外部または内部から加わる負荷に対する生体反応」です。

つまり、
精神的ストレスだけでなく
身体にとって負担となる刺激すべてがストレスになります。

整体・理学療法の視点では、
ストレスは大きく 3 に分類できます。

肉体的ストレス(身体構造由来)

最も見落とされやすいのが、肉体的ストレスです。

  • 姿勢の崩れ
  • 筋肉の過緊張
  • 骨格の歪み
  • 関節可動域の低下
  • 神経への持続的刺激

長時間の座位、スマホ姿勢、左右非対称の動作などが続くと、
筋肉は収縮したまま緩めなくなります。

その結果
血流が低下し、酸素供給が不足し、
痛み・だるさ・重さとして自覚されます。

これは
筋肉や関節が発するストレス反応であり、
決して「気のせい」ではありません。

環境ストレス(気象・外部環境由来)

環境の変化も、身体にとっては大きなストレスです。

  • 気温差
  • 気圧の変化
  • 湿度
  • 天候の変動

「雨の日は頭痛が出る」
「台風前になると体調が悪い」

これらは、自律神経が
環境変化に適応できなくなっているサインです。

とくに、
血流調整や体温調節を担う自律神経が乱れると、
環境ストレスの影響を強く受けやすくなります。

化学的ストレス(体内環境由来)

体内の化学バランスの乱れも、
重要なストレス要因です。

  • 栄養の偏り
  • 食事量の過不足
  • 睡眠不足
  • 薬の影響
  • アルコール・タバコ
  • 添加物の摂取

これらは
ホルモン・神経伝達物質・代謝機能に影響を与え、
疲労感・不眠・イライラ・集中力低下を引き起こします。

精神的に不安定に感じる背景に、
体内環境の乱れが隠れているケースは非常に多くあります。

ストレスは「心」ではなく「バランスの問題」

ここまでを整理すると、
ストレスとは

心の弱さではなく、
身体と環境と体内のバランスが崩れた結果

であることが分かります。

「気持ちの問題だから」と放置すると、
本来整えるべき身体のサインを見逃してしまいます。

ストレス対策は「身体から整える」のが近道

心と身体は相互に影響し合っています。
しかし、アプローチの入口として最も効果的なのは
身体側から整えることです。

  • 筋肉の緊張をゆるめる
  • 血流を回復させる
  • 呼吸を深くする
  • 姿勢と動きを取り戻す

これらが整うことで、
自律神経は自然と安定していきます。

今日からできる簡単なセルフケア

  • ゆっくり深呼吸をする
  • 肩や首を軽く動かす
  • 背伸びをして胸郭を広げる

たった数分でも、
身体は「安全だ」と認識し、
ストレス反応を弱めてくれます。

まとめ

  • ストレスは精神的なものだけではない
  • 肉体・環境・化学的ストレスが重なって起こる
  • 不調は性格ではなく身体の反応
  • 身体を整えることがストレス対策の近道
  • 小さなケアが自律神経を立て直す

ストレスは敵ではありません。
身体が教えてくれる大切なサインです。

正しく理解し、正しく整える。
それが本当のストレス対策です。

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