【第2回】つらい頭痛がくり返す原因は「お腹のコリ」にあった

第2回おなかのコリ講座

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こんな経験はありませんか?

雨の日に多い頭痛

頭が痛くなるたびに鎮痛剤を飲む。飲めば楽になる。でも数日後にまた来る。

 

「頭痛持ちだから仕方ない」
「天気が悪い日はいつもこうなる」
「ストレスのせいだろう」

 

そう思いながら、何年も鎮痛剤と付き合い続けている方が、おんおんどうには多く来院されます。病院で検査を受けても「異常なし」と言われ、結局また薬をもらって帰る。

 

——その繰り返しに疲れている方も少なくありません。

実は頭痛の原因は「お腹のコリ」にあります

緊張型頭痛と偏頭痛

頭が痛いのに、なぜお腹が関係するのか。これも最初はほぼ全員「まさか」という反応です。

でも、3つの経路でつながっています。

 

理由①:頸椎への影響

お腹の前面、特にみぞおちがコると、横隔膜の動きが制限されます。横隔膜は呼吸だけでなく、首の深層筋とも連動しています。

 

みぞおちが硬くなると、その影響が首の筋肉に伝わり、頸椎(首の骨)への負荷が増します。頸椎まわりの筋肉が過緊張すると、後頭部から頭全体に痛みが広がります。

これがいわゆる「緊張型頭痛」のメカニズムのひとつです。

 

理由②:頭への血流悪化

お腹のコリがあると、腹部の血流が滞ります。

体の血流はつながっているため、お腹の血流が悪くなると首・頭への血流にも影響が出ます。

また首の筋肉が緊張すると、頭部への血管が圧迫され、血流がさらに悪化します。

「頭が重い」

「締め付けられるような痛み」

はこの状態に近いです。

 

理由③:自律神経の乱れ

みぞおちの深いところには「腹腔神経叢(ふくくうしんけいそう)」というお腹の中心にある自律神経の大きな集まりがあります。

 

みぞおちのコリがこの神経叢を圧迫すると、交感神経が過緊張します。交感神経が過緊張すると血管が収縮し、偏頭痛のような拍動性の痛みが起きやすくなります。

 

天気が悪い日に頭痛がひどくなるのも、気圧変化が自律神経に影響するためです。

 

鎮痛剤は「出口」である頭の痛みを一時的に止めます。

でもみぞおちのコリという「入口」が残ったままでは、
体はまた同じ状態をくり返します。

あなたはどのタイプ? 頭痛とお腹のコリの3つのパターン

頭痛を繰り返す根本理由

パターン①:後頭部から首にかけて締め付けられるタイプ(緊張型)

頭痛の中で最も多いタイプです。首・肩のこわばりを伴うことが多く、夕方や仕事終わりに悪化しやすい。

みぞおちから首の深層筋への影響が主な原因です。「頭が重い」「ヘルメットをかぶっているような圧迫感」という表現をされる方が多いです。

 

パターン②:こめかみがズキズキと脈打つように痛むタイプ(偏頭痛)

光や音に敏感になる、吐き気を伴うことがある、動くと悪化する

——こういった特徴を持つ偏頭痛は、自律神経の乱れと血管の収縮・拡張が関係しています。みぞおちのコリが腹腔神経叢を圧迫し、自律神経のバランスを崩していることが多いです。

 

パターン③:天気・気圧の変化で頭痛が出るタイプ

「雨の前日は必ず頭痛がする」という方は、自律神経が気圧変化に過敏に反応している状態です。

みぞおちのコリによる自律神経の慢性的な乱れが、気圧変化への耐性を下げている可能性があります。このタイプの方はみぞおちに強い反応が出ることがほとんどです。

お腹のコリを、自分で確かめてみましょう

側頭骨

お腹のコリは自分で確認することができます。ぜひ試してみてください。

 

仰向けに寝るか、椅子に座ったまま力を抜いて、みぞおち(肋骨が合わさる少し下のあたり)に指4本をそろえてゆっくり押してみてください。

 

ポイントは「じわじわ」です。

息を吐きながら、ゆっくり深いところへ沈み込むように。

 

どうでしたか?

 

押したら息が詰まるような感じがした、なんとなく不快な感じがある、思ったより硬い

——そういった反応があれば、コリのサインです。

 

頭痛持ちの方のみぞおちは、押すとずきんと響くような感覚が出ることが多いです。

「こんなところが関係しているとは思わなかった」とおっしゃる方がほとんどです。

 

みぞおちのコリがほぐれると、

呼吸がすっと深くなる、

頭が軽くなる感じがする、

首まわりがゆるんでくる

 

——施術中にそんな変化を感じる方が多くいます。

院長からひとこと

「検査で異常なしと言われたのに、頭痛は本物なんです」

 

そう言いながら来院される方に、わたしはいつも「そうですよね、本物の痛みです」とお伝えします。

 

検査で異常がないということは、「骨や血管に構造上の問題がない」というだけです。

筋肉のコリや自律神経の乱れ、血流のアンバランスは画像には映りません。

 

37年の施術を通じて気づいたのは、頭痛で長く悩んでいる方ほど、みぞおちに強いコリを抱えているということです。しかも本人はそこが硬いことに気づいていない場合がほとんどです。

 

鎮痛剤は必要なときに使うものです。

でも毎回飲まなければ過ごせない状態が続いているなら、根本に原因があるかもしれません。

 

お腹という意外な場所に、答えがあることがあります。

余談ですが・・・

頭痛とおなかのコリ:からだの相関関係

人体相関図

骨盤=肩甲骨=側頭骨・・・という関係
そんな3組の骨の関係性ってご存じでしょうか。

 

おたがい、かなり離れて存在している骨同士ですが、この3組の骨には深い関係性があります。

 

骨盤を前から見ると恥骨があります。この形と肩甲骨の肩甲棘から肩峰と言う部位

 

そして、側頭骨の頬骨突起

なんとなくながめていると、この3つの骨。かたちが似ていると思いませんか?

 

そうなんです!

春になると多くなるのが頭痛の症状。

春になるとからだつまり骨盤が開くのですが,

骨盤⇒肩甲骨⇒側頭骨の順でからだが開いていく、働きが出てきます。

 

何らかの原因でこの経路にコリや滞りがあると、痛みや不調がでてくるんです。

 

春に頭痛が多くなるのは、骨盤が開くのに側頭骨が開かないからなんですね。

人体相関図

形が似ているところは離れていようが関連がある・・・ってことは理解いただけましたね。

 

整体的に見て、主な頭痛の原因としては

  • 肩と一緒に頭皮、顔面筋もこっている
  • 首の骨に歪みがある
  • 骨盤の開きと頭蓋骨が一緒に広がらない
  • 眼の使いすぎ
  • 鼻のつまり

が考えられます。

 

頭痛だからと言って頭蓋骨だけじゃなく骨盤も整えなきゃダメだし、肩こりも首とおなかをゆるめないと完全ではないんですね。

 

人体には相関関係を持ってる関節がたくさんあって,

(たとえ遠い場所にあったとしても)

 

例えばこんな離れていても

  • 足首=手首
  • 膝=肘

とか関節の作りが似てる場所も関連します。

 

そして,おなかと顔も相関関係があります。

 

おへそと鼻が関連性を持ってて、おへそを目安にすると、頭痛の起こる場所とおなかのコリがだいたい一緒だったりもします。

 

おなかがこると頭痛もおこるわけです。

 

余談ですが顎関節症は股関節だったり,足首を悪くすると耳に影響が出ます。

難聴気味の方は足首の調整が必要なのですが、無関係な部位の不調で、起こってしまう病気って多いんです。

 

似ているかたちの場所が不具合を起こすと、特定の場所に不調がでる、相関関係。

 

  • ギックリ腰になる前は首に痛みがある
  • 足首捻挫の人は手首も固い
  • 膝痛の人は肘の調子もおかしい

 

などなど、人間の体ってある場所と関連があってほんと面白いです。

まとめ:頭痛とおなかのコリ

春になると骨盤が開きます。骨がひらく連動性のある動きがスムーズに行かなくなると、側頭骨にも影響を及ぼしてしまいます。

 

そもそもはおなかがこるとこの動きが妨げられて、頭痛を起こすんですね。

 

また、目を使いすぎると頭は大きくなるのですが、

頭皮がコリ過ぎてしまうと固くなった頭皮にじゃまされ、行き場のなくなった頭蓋骨の張りがさらに強くなります。

そして,片頭痛や目の奥が痛くなったりする頭痛の原因になります。

 

骨盤や首だけでなく、おなかのこりもほぐしましょうね。

お腹のコリシリーズナビゲーション図

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