こんにちは。温々堂の迫田です。
今日は、一見すると生活習慣の話のようでありながら、
自律神経・姿勢・筋緊張・脳の反応 に深く関わるテーマを取り上げます。
それが、
「手はていねいに使う」という動作習慣 です。
■ 手の動作は「自律神経の状態」をそのまま反映する
人の手の動きは、脳と神経の働きを映す“鏡”です。
交感神経が優位なとき
・動作が雑になる
・力が入りやすい
・物を強く握る
・置く動作が乱暴になる
・肩や首に力が入る
副交感神経が優位なとき
・動きがゆっくりになる
・指先の動作が丁寧
・呼吸が深くなる
・表情筋がゆるむ
つまり、
手の動き=身体の緊張度 といっても過言ではありません。
実際に、理学療法の現場では
「手の触れ方」でその方の筋緊張や自律神経の状態がすぐに推測できます。
(私も患者さんに触れた瞬間に“今の体の状態”がかなり分かります。)
■ “ていねいな手の動作”は、脳の緊張を解除する
物をそっと置く
ドアを静かに閉める
人に触れるときに力を抜く
自分の体に触れるときもやさしく
こうした動作を行うと、脳は
「危険なし」
「攻撃刺激なし」
「環境は安全」
と判断します。
これは「安全学習(Safety Learning)」と呼ばれ、
副交感神経の働きが高まり、
筋緊張の低下・呼吸の改善・姿勢のゆるみ が起こります。
つまり、
**手をていねいに扱うこと自体が“自律神経の治療”**になります。
■ 関節の動きにも影響する(姿勢との関連)
雑な手の使い方をしている人の共通点として、
肩・肩甲帯・胸郭・骨盤周りの緊張が高いことが挙げられます。
理由は簡単で、
「雑に動かす」=「大きな筋肉を過剰に使う」からです。
ていねいに扱う動作は
・余計な筋力を使わない
・姿勢筋が無理なく働く
・胸椎の動きが改善する
結果として、
肩こり・首こり・頭痛・腰痛まで改善することがあります。
整体施術の後に動きが軽くなる人は、
この“ていねいな動作”が自然にできる状態に戻っているからです。
■ モノや人への接触は「自分への接触」にもつながる
人に触れるときの手の使い方は、
実は自分の身体感覚にも影響します。
やさしく触れる → 身体地図(Body Schema)が安定
雑に触れる → 身体地図が乱れ、緊張が強まる
この身体地図とは、脳が把握している“自分の体の設計図”のことです。
ていねいな動作は、
この身体地図を整え、
姿勢制御・バランス・動作の滑らかさ を改善します。
■ 今日からできる実践ポイント(専門家が推奨)
- 物を置くとき「音を立てない」
- ドアは“音がしない力加減”で閉める
- スマホ・リモコンはそっと置く
- 自分の肌に触れるときは“撫でるように”
- 家族に触れるとき、手のひらの温度を感じながら
- 急いでいても、動作の速度は上げず“意識を上げる”
たったこれだけで、
肩の力が抜け、呼吸が深くなり、
数日で身体の調子が変わってきます。
🏠 ★整体おんおんどう|鹿児島市小野町
自律神経・姿勢・おなかの専門整体
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