🩺 偏頭痛解消には“肩甲骨ぐるぐる”が有効——理学療法士が解説
整体院で多くの方から相談される症状のひとつが 偏頭痛(へんずつう) です。
「こめかみがズキズキする」「頭が重い」「視界がかすむ」「薬が手放せない」
そんな悩みが増えています。
しかしその多くは、頭だけの問題ではなく、
首・肩・肩甲骨まわりの緊張と血流不足が原因で起こっています。
今回は、偏頭痛の改善に非常に効果の高い
“肩甲骨ぐるぐる”ストレッチについて解説します。
🧠 偏頭痛はなぜ起こる?
長時間のパソコン作業やスマホ姿勢では、
頭が前に突き出た姿勢(ストレートネック)が続きます。
その結果、
- 肩甲挙筋(肩甲骨と首をつなぐ筋肉)
- 菱形筋(肩甲骨の内側と胸椎を結ぶ筋肉)
- 僧帽筋上部(首のつけ根~肩のコリの代表)
といった筋肉が硬くなり、
首の血管や神経が圧迫されてしまいます。
血流が悪くなると
脳へ酸素が十分に届かず、頭痛が起こりやすくなります。
つまり、偏頭痛は 脳の酸欠状態であることが多いのです。
💡 では、どう改善するべきか?
頭だけを揉んだり、こめかみを押しても
根本原因である血流は改善しません。
大切なのは、
肩甲骨を動かして首と背中の筋肉をゆるめること。
肩甲骨は上半身の動きの中心であり、
ここが動くことで血流改善のスイッチが入ります。
🧘 即効ストレッチ:肩甲骨ぐるぐる
【やり方】
① 両手のひらで首の両側をそっと触れる
② 肘を大きく、なめらかに回す
(肩甲骨を背中でスライドさせるイメージ)
③ 前回し・後ろ回し、どちらもOK
④ 30秒ゆっくり続ける
強く力む必要はありません。
呼吸は止めずに、ゆったり行いましょう。
🌿 期待できる効果
|
効果 |
内容 |
|
偏頭痛の軽減 |
脳への酸素供給が改善 |
|
首肩こり改善 |
肩甲挙筋・菱形筋の緩和 |
|
呼吸改善 |
胸郭が開き深い呼吸が可能になる |
|
自律神経安定 |
副交感神経が働きリラックス |
|
集中力・作業効率UP |
頭の回転が戻る |
特におすすめなのは、
- パソコン作業の合間
- 頭が重いと感じた瞬間
- 仕事・勉強の休憩中
- 寝る前のリセット
たった30秒で違いが出ます。
🔍 偏頭痛を予防する生活のポイント
- 30~40分に一度、肩甲骨を動かす
- 目線を下げすぎない
- 深い呼吸を意識する
- 冷えとストレスに注意
偏頭痛は薬で押さえ込むより、
血流と自律神経を整えることが根本改善につながります。
🪷 まとめ
- 偏頭痛の原因の多くは 首肩の血流低下
- 肩甲骨を動かすと血流改善と呼吸改善が起きる
- 30秒の肩甲骨ぐるぐるで偏頭痛が軽減
- 習慣化が一番の予防になる
薬の前に、まず身体を動かす。
小さな習慣が、大きな変化につながります。
今日の休憩時間、ぜひ試してみてください。
★Youtubeで動画も見られます(9を配信)
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