【健康の格言 #016】エネルギー状態のよい寝かた

エネルギー状態の良い寝方

🩺 エネルギー状態を整える正しい寝る向き――北枕の本当の効果とは?

「北枕はよくない」と聞いたことはありませんか?
多くの方が、なんとなく縁起が悪いというイメージで避けています。
しかし、実はこの認識は 歴史的な誤解から生まれたもので、
医学的・生理学的な観点から見ると、
北枕は身体にとって理想的な寝る向きなのです。

本記事では、北枕の本当の意味、身体への影響、
そして毎日の睡眠の質を高めるための実践ポイントを、
理学療法士の視点から解説します。

🌏 人間の身体は地球の環境の影響を受けている

私たち人間は、地球の上に乗って生活しています。
そして日本を含む 北半球では、

  • 北は寒い方向
  • 南は温かい方向

という明確な温度差が存在します。

身体にとってもっとも理想的な状態は
頭が涼しく、足が温かいこと。
これは古くから 「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」 と呼ばれ、
血流・免疫・自律神経のバランスが整いやすい状態を指します。

頭を北に向けて眠ることで、
身体は自然と 頭寒足熱の状態に近づきます。

🧠 北枕の生理学的なメリット

脳と自律神経が休まりやすい

頭部が涼しい状態は、脳の代謝活動が安定しやすく、
副交感神経が優位になります。
深い睡眠に入りやすい

血流が全身へスムーズに流れる

頭の熱がこもると血流は上部へ停滞します。
北枕はそれを防ぎ、下肢の血流を促進します。
足の冷え、むくみ、疲労回復に効果が期待できる

エネルギーバランスが整う

身体は温度差によってエネルギーの巡りを調整します。
頭寒足熱の状態は、全身のエネルギー循環が最も整いやすい状態です。

🧾 北枕が「縁起が悪い」と言われた理由は?

歴史を振り返ると、答えはとてもシンプルです。

実は昔、北枕で寝られたのは身分の高い人だけでした。
身体に最も良い寝方として、特別な人に許されていたのです。

しかし庶民はそれができず、
せめて亡くなったあとだけでも、立派な人と同じように——
という気持ちから、故人を北枕にする習慣が生まれました。

その結果、

北枕=亡くなった人=縁起が悪い

というイメージだけが残ってしまったのです。

つまり、
北枕は肉体が健康であればこそ行うべき寝方であり、
誤解が文化として伝わってしまっただけなのです。

😴 今日からできる実践ポイント

実践

内容

寝る向きを北にする

ベッドや布団の位置を調整

頭側の部屋の温度を下げる

風の通り・高さ・素材など

足を温める

靴下・湯たんぽ・レッグウォーマー

枕の高さを見直す

呼吸が楽で頭が涼しい高さ

睡眠の質は、翌日の体調を決めます。
身体の回復力や免疫力は、睡眠の質に大きく依存しています。

北枕を取り入れることで、
身体は自然と整い、朝の目覚めが軽くなります。

🌿 まとめ

  • 北枕は身体に良い
  • 頭寒足熱が身体のエネルギーを整える
  • 歴史的な誤解で悪いイメージになっただけ
  • 睡眠の質=健康の土台

身体は必ず良い方向へ向かいます。
今日から、寝る向きを意識してみてください。

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Youtubeで動画も見られます

https://youtu.be/892H9UrYxJw

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