【健康の格言 #015】免疫を鍛えるためにも『風邪』をひくのは大事

免疫力アップになる風邪
🩺
免疫を鍛えるためにも『風邪』は大切な生理反応である

「風邪をひかない=健康」
多くの人がこのイメージを持っています。

しかし実際には、
適度に風邪をひくことは、免疫機能を鍛え、強い身体をつくるために非常に重要なプロセスです。

風邪をひいたとき、体内では複数の生理的システムが同時に動き始めます。
それは単なる「不調」ではなく、身体が自己修復を行い、
免疫細胞を強化するための トレーニング期間 なのです。

🔬 風邪と免疫システムの関係

風邪の症状は、ウイルスそのものが身体を攻撃しているのではありません。
実は、その多くは 身体が防御のために行っている生理反応 です。

🦠 発熱

体温を上げることで免疫細胞(特にリンパ球・好中球)の働きが活性化します。
体温が 1℃ 上がると 免疫力は約56倍に高まる と言われています。
発熱はウイルスと戦うために必要な 生体防御反応 です。

🧪 細胞の入れ替わり

発熱に伴い、古い細胞が壊され、新しい細胞が作られます。
これにより 組織がリフレッシュ され、修復能力が高まります。

🩺 リンパ球の総動員

リンパ球は免疫の主役ともいえる存在です。
風邪の際、リンパ球は急速に活性化し、
ウイルスを排除するための 戦闘モード に入ります。

鼻水や痰は
身体が排出すべき異物を外へ押し出す 排泄反応 の結果です。

強い薬で早く止めすぎると、
免疫の働きを弱め、回復を遅らせる可能性もあります。

🧠 風邪をひかない身体が本当に健康なのか?

「最近風邪をひかなくなった」という方は、
免疫反応が低下している可能性があります。

・免疫反応が鈍くなっている
・自律神経の慢性疲労
・ストレスで交感神経緊張 免疫抑制

大量のストレスで交感神経の緊張が続くと、
免疫の指揮官であるリンパ球が働きづらくなります。

その結果、
本当に必要な場面で免疫が立ち上がれず、重症化しやすい身体へ
つながる可能性があります。

🌿 風邪は、身体が自分を鍛える機会

免疫は筋肉と同じで、
使わないと弱くなります。

風邪は免疫細胞の総動員訓練。
システム全体の反応速度と精度を高める実戦経験です。

風邪をひいたら、焦らず休む
熱はむやみに下げない
温めて、水分をしっかりとる

それが自然治癒力を最大限に引き出す方法です。

🪷 まとめ

風邪の役割

内容

免疫強化

免疫細胞の活性化・増加

身体のリセット

古い細胞の破壊と新生

排泄機能向上

鼻水・痰・発汗

自然治癒力強化

治る力のトレーニング

風邪は身体のエラーではなく、より強くなるための大切なプロセスです。

焦らず、信じて、整えていきましょう。
身体は必ず良くなろうとしてくれます。

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