
体軸を常に意識しよう(その2)
―自然に立つための2つの感覚―
こんにちは、温々堂の迫田です。
今日のテーマは、**「体軸を常に意識しよう(その2)」**です。
前回は、
「呼吸が一番楽になる骨盤の位置を探す」
というお話をしました。
今回はその続きとして、立つ姿勢の感覚づくりについて解説します。
◆ 正しい姿勢は“がんばる形”ではありません
多くの方が「姿勢を良くしよう」とすると、
-
胸を張る
-
背筋を無理に伸ばす
-
お腹を固める
といった“力で形を作る姿勢”になります。
しかし、正しい姿勢とは、長時間ラクに保てる姿勢です。
つまり、余計な力が入っていないことが条件です。
筋肉を固めて作った姿勢は、見た目は良くても呼吸が浅くなり、
結果的に肩こりや腰の疲労につながります。
◆ 立つときに意識するポイントは2つだけ
① 足の裏で「地面を押し返す」
かかと・親指・小指の付け根の3点で、そっと押すように立ちます。
強く踏みしめる必要はありません。
ポイントは、
「地面から押し上げられる感覚」ではなく、
自分が地面を押している感覚です。
これにより、脚の筋肉が自然に働き、
重心がブレずに安定します。
② 頭のてっぺんが“やさしく上に伸びる”
イメージとしては、
天井から糸でそっと引き上げられているような感覚。
無理に伸ばすのではなく、
余計な力を使わずに背骨が自然と伸びていくことが大切です。
この状態になると、胸郭が広がり、呼吸もスムーズになります。
◆ 「気をつけ!」は正しい姿勢ではありません
学校で習った「気をつけ!」の姿勢は、
胸を張り、背中を固めて作る姿勢です。
しかしこれは過緊張姿勢であり、
呼吸が浅くなり、長時間続けると疲労を招きます。
正しい姿勢とは、どこにも力が入りすぎていない自然な形。
それが、体軸が通った立ち方です。
◆ 今日できる簡単ワーク
立つたびに、1秒だけ次を思い出してみてください👇
-
「足の裏で、地面を押せているかな?」
-
「頭のてっぺん、自然に伸びているかな?」
これだけで十分です。
体はすぐには変わりません。
しかし、気づく頻度が増えるほど、神経が正しい姿勢を記憶していきます。
◆ まとめ
-
正しい姿勢=自然で疲れにくい姿勢
-
足裏で地面を押す感覚を意識
-
頭のてっぺんをやさしく引き上げる感覚
-
「気をつけ!」の姿勢はNG
毎日のちょっとした意識が、体軸を育て、からだを楽にします。
🎥 関連動画はこちら
鹿児島市小野町 整体おんおんどう|理学療法士・整体師
整体おんおんどう365日健康講座「健康の格言」について詳しくはこちら





お電話ありがとうございます、
鹿児島の整体おんおんどうでございます。