【第1回】楽にならない腰痛の原因は「お腹のコリ」だった

【第1回】楽にならない腰痛の原因は「お腹のコリ」だった

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こんな経験はありませんか?

  • 腰痛で仕事や受験勉強に集中できない
  • 整体でバキバキと、骨盤調整してもなかなか良くならない
  • 腰の張りが強くて、叩いてもマッサージしてもすぐに痛みが出る
  • 腰だけでなく首や背中の張りもある
  • 腰痛もあるが脚の長さが左右違う気がする
骨に異常はないのになぜ腰痛に?これも原因はお腹のコリ

腰が痛くて整形外科に行ったら、レントゲンを撮って「骨に異常はありません」と言われた。湿布と痛み止めをもらって帰った。

 

しばらくすると、また痛くなった。

リハビリに通ってマッサージを受けた。そのときは少し楽になる。でも、また戻ってくる。

 

「もう年だから仕方ないのかな」

そう思いながら、何年もその繰り返しをしている方が、おんおんどうには本当にたくさん来院されます。

実は腰痛の原因は「お腹のコリ」にあります

腸腰筋ってどの筋肉?

腸腰筋とは?

突然ですが、腰が痛いとき、お腹を触ってみたことはありますか?

 

おそらくほとんどの方は、腰痛とお腹を結びつけて考えたことがないと思います。わたしも最初にこれを伝えると、ほぼ全員に「え?」という顔をされます。

 

でも、これが本当のことなんです。

 

人の体は前後でつながっています。腰の痛みを感じる場所のちょうど真反対——お腹の深いところに、強いコリが潜んでいることがとても多い。

 

腰を揉んでもすぐ戻ってしまうのは、腰だけを触って「出口」の痛みを和らげているだけから
です。

 

お腹のコリという「入口」が残ったままなので、体はまた同じ状態に戻ろうとします。

 

特に下腹部の奥にある腸腰筋(腸骨筋+大・小腰筋)が固いままだったりします。

あなたはどのタイプ? 腰痛とお腹のコリの3つのパターン

腰痛といっても、お腹のコリとの関係には「よくあるパターン」があります。

自分に当てはまるものがないか、確認してみてください。

 

パターン①:猫背・骨盤が後ろに傾いているタイプ
最も多いパターンです。猫背になるとお腹の前面が縮んだ状態で固まります。

すると本来お腹の奥でしっかりはたらくはずの深層筋(腸腰筋・腹横筋)が機能しなくなり、その代わりに腰まわりの筋肉だけが過剰に頑張り続けます。

 

つまり腰が休めない状態です。このタイプはお腹のコリを解消すると、痛みが楽になるだけでなく、同時に姿勢まで変わることがあります。

 

「え、姿勢もよくなるんですか」と驚かれることがよくあります。

 

パターン②:デスクワーク・長時間座り続けるタイプ

「座っているうちにじわじわ腰が重くなる」という方に多いパターンです。

長時間の前傾姿勢がお腹を縮め、気づかないうちにコリが積み重なっています。

仕事中は気にならないのに帰宅するころにはもう限界、という方はこのタイプを疑ってみてください。

 

パターン③:高齢で「年のせい」と言われ続けているタイプ

「もう年だから」と片付けられがちですが、高齢の方のコリは若い方より根が深いだけで、アプローチの方向性は同じです。

 

お腹のコリを丁寧にほぐしていくと、長年抱えていた腰の重さが変わったと感じる方が多くいます。

年齢を理由に諦めるのは、まだ早いです。

お腹のコリ→腰痛の連鎖図

なぜ病院の検査では見つからないのか

骨に原因はない痛み

「レントゲンを撮っても異常なし」と言われた経験のある方は多いと思います。でも痛みは本物です。

 

なぜ検査に映らないのでしょうか。

 

レントゲンやMRIが得意なのは「骨・軟骨・椎間板の形の異常」を見つけることです。

骨折・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症——こうした「構造上の問題」は画像でよくわかります。

 

しかしお腹の深層筋のコリや、筋肉のアンバランス、体の動かし方のクセといった「機能上の問題」は、画像には映りません。

 

理学療法士として22年間、病院・整形外科・養成校で働いてきた経験からはっきり言えます。画像に映らない痛みの原因は確実に存在します。

そしてその代表のひとつが、お腹のコリです。

 

「異常なし」は「原因がない」ではありません。「画像には映らない原因がある」という意味かもしれません。

お腹のコリを、自分で確かめてみましょう

お腹のコリを自分で調べる

お腹のコリは自分で確認することができます。ぜひ一度試してみてください。

 

仰向けに寝るか、椅子に座ったまま少し体の力を抜いた状態で、おへその周辺から腸骨(骨盤の出っ張り)のまわりにかけて、指4本をそろえてゆっくり押してみてください。

ポイントは「じわじわ」です。
ツンツン押すのではなく、息を吐きながら、浅いところから深いところへ、ゆっくり沈み込むように。

 

どうでしたか?

押したところが痛い、

なんとなく違和感がある、

くすぐったいような不快な感じがする

 

——そういう反応があった場所が、コリのあるサインです。腰に痛みがある方は、腰のちょうど反対側のお腹に、強い反応が出ることが多いです。

 

このコリがほぐれていくとき、体には不思議な変化が起きます。

あおむけで寝ていると、背中がマットにすっと沈む感覚があります。

 

体が左右対称に整ってくる感じ、全身がじんわり温かくなる感じ、と言う方もいます。胃腸が「グルグル」と動き出す音がすることもあります。

 

腰の痛みだけでなく、体全体が変わっていく感覚です。

院長からひとこと

「病院でレントゲンを撮っても異常なし。でも確かに痛いんです」

 

そう言いながら来院される方が、本当に多くいます。その気持ち、よくわかります。

痛みは確かにそこにあるのに、「異常なし」と言われると、なんだか自分がおかしいみたいで、孤独な気持ちになりますよね。

 

理学療法士として37年、25万人以上の方と向き合ってきた中でわかったのは、

画像に映らない痛みの原因がある

ということです。お腹のコリはその代表です。レントゲンにもMRIにも映りません。でも、確実にそこにある。

 

腰痛で長く悩んでいる方ほど、お腹に強いコリを抱えていることが多いです。

 

「年だから仕方ない」は、まだ早いかもしれません。

お腹のコリシリーズナビゲーション図

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