【第7回】猫背の本当の原因は「お腹のコリ」にあった

猫背の本当の原因は「お腹のコリ」にあった

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こんな経験はありませんか?

猫背の年配女性

「姿勢が悪いよ」と言われるたびに背筋を伸ばす。でも気がつくとまた丸まっている。

ストレッチを続けてみた。

ヨガも試した。

姿勢矯正グッズも買った。

 

そのときは少し改善した気がする。でも結局、元に戻ってしまう。

 

「もう背骨がこの形に固まってしまったのかな」
「年をとると姿勢は戻らないのかな」

 

そう思いながら諦めかけている方が、おんおんどうには多く来院されます。頑張ってきたのに変わらない。その疲れは、努力した人にしかわかりません。

実は猫背の原因は「お腹のコリ」にあります

腸腰筋の場所

「姿勢を直しなさい」と言われ続けても変わらない理由,

それは,猫背の原因が背中にないからです。

 

お腹の深層には「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉があります。腰椎(腰の骨)から太ももの内側にかけてつながる大きな筋肉で、骨盤と背骨の位置を直接コントロールしています。

 

この腸腰筋がコって短縮すると、お腹の前面が縮んだ状態で固まります。

 

前面が縮むと、体は引っ張られるように前に倒れます。それを防ごうとして背中の筋肉が過剰に頑張り、疲れて力が抜けると丸まる

——これが猫背のメカニズムです。

 

つまり猫背は「背中の問題」ではなくお腹の前面のコリ」が引き起こしている
のです。

 

背中をいくら伸ばそうとしても、お腹のコリという根本が残ったままでは、体は元の形に戻ろうとします。

 

「姿勢を意識すれば直る」ではなく

「お腹のコリを解消すれば自然と姿勢が変わる」

 

——これがおんおんどうの考え方です。

あなたはどのタイプ? 猫背とお腹のコリの3つのパターン

猫背の女性

パターン①:デスクワーク・スマホで前かがみが続くタイプ

最も多いパターンです。

長時間うつむいた姿勢が続くと、腸腰筋が縮んだ状態で固まります。最初は「疲れると丸まる」程度だったものが、やがて「力を入れても伸びない」状態になっていきます。

このタイプは若い世代にも非常に多く、20〜30代でも「背骨が固まった感じがする」と来院される方がいます。お腹のコリを解消すると、背中がすっと伸びる感覚を実感しやすいパターンです。

 

パターン②:腰痛・肩こりと猫背が同時にあるタイプ

猫背は単独で存在することは少なく、腰痛・肩こり・首こりと同時に抱えている方がほとんどです。

腸腰筋のコリが骨盤を後傾させ→腰痛が起きる、お腹の前面が縮み背中が丸まる→肩・首に負担がかかるという連鎖が起きています。

「あちこち痛い」という方は、お腹のコリというひとつの根本が全身に影響している可能性があります。

 

パターン③:高齢で背中が丸まってきたタイプ

年齢とともに腸腰筋は弱まりやすく、また長年のコリが蓄積されて短縮が進みます。

「昔より背が縮んだ」

「前を向いて歩けなくなってきた」

という方に多いパターンです。年齢を理由に諦める方が多いですが、高齢の方でもお腹のコリへのアプローチで姿勢が変わるケースを多く見てきました。

「こんな年になってから姿勢がよくなるとは思わなかった」
という言葉をいただくことが、このパターンで一番多いです。

お腹のコリ→猫背の連鎖図

なぜストレッチや姿勢矯正グッズでは変わらないのか

猫背の矯正ベルトを使ってる女性

猫背を改善しようとストレッチや姿勢矯正グッズを試す方は多いです。

それ自体は悪くありません。でも多くの場合、一時的な効果にとどまります。

理由は同じです。お腹のコリという根本に触れていないからです。

 

姿勢矯正グッズは「外から背中を後ろに引っ張る」ものです。

でもお腹の前面が縮んで固まっている状態では、グッズを外した瞬間に体は元に戻ります。

ゴムを引き伸ばして手を放すと縮むのと同じです。

 

 

ストレッチで背中や胸を伸ばすことも有効ですが、腸腰筋のコリが残ったままでは、伸ばしてもまた縮んでいきます。

 

お腹のコリを解消して腸腰筋が本来の長さに戻ると、背骨が自然に立ちやすくなります。

「頑張って姿勢を維持する」ではなく「楽にしていても背筋が伸びている」状態。

それが本当の意味での姿勢改善です。

お腹のコリを、自分で確かめてみましょう

お腹のコリを自分で調べる

お腹のコリは自分で確認することができます。ぜひ試してみてください。

 

椅子に座ったまま力を抜いて、おへそから腸骨(骨盤の出っ張り)にかけて、指4本をそろえてゆっくり押してみてください。

ポイントは「じわじわ」です。息を吐きながら、ゆっくり深いところへ沈み込むように。

 

どうでしたか?

 

おへその斜め下あたりを押したら思ったより硬い、

指が入りにくい感じがある、

押すと腰のほうに響く感じがある

——そういった反応があれば、腸腰筋のコリのサインです。

 

コリがほぐれると、体に不思議な変化が起きます。

あおむけで寝ていると背中がマットにすっと沈む感覚があります。「背中と床のすき間がなくなった」と表現される方もいます。

 

骨盤が自然な位置に戻り、背骨が整ってくるサインです。施術後に「なんか体が軽い」「背筋が伸びやすくなった気がする」とおっしゃる方が多いのが、このパターンの特徴です。

院長からひとこと

このシリーズを通じてお伝えしたかったことが、ひとつあります。

 

「痛い場所・気になる場所に、本当の原因があるとは限らない」

 

腰痛なら腰、肩こりなら肩、頭痛なら頭

——そこに原因があると思うのは自然なことです。

でも37年・25万人以上の施術を通じてわかったのは、体は前後・上下・左右、全部でつながっているということです。

 

お腹という、一見関係なさそうな場所が、腰痛にも頭痛にも肩こりにも体型にも自律神経にも猫背にも関係している。

最初は「まさか」と思っていた方が、施術後に「なるほど、そういうことか」とおっしゃる瞬間が、わたしにとって一番うれしい時間です。

 

「もう仕方ない」「体質だから」「年だから」

——そう諦める前に、一度お腹を疑ってみてください。意外なところに、答えが隠れているかもしれません。

 

7回にわたってお読みいただき、ありがとうございました。

お腹のコリシリーズナビゲーション図

骨盤の後傾を矯正して、頚の歪みの調整後おなかのコリをほぐして曲がっている背骨(胸椎)を直接伸ばしていきます。

『猫背』と言っても原因はさまざまなんです。

補足

猫背の原因として考えられるもの

日常での姿勢がわるいからと言われる猫背の姿勢ですが,

なんで背中を丸める、猫背の姿勢をとってしまうか?

 

それは、猫背の方が楽だからです。

 

猫背があたりまえになっている方の場合、背筋を伸ばして無理に姿勢を良くしようとすると、こんどは息が吸いにくい、はき出しにくさを感じることになります。

 

無理に長時間背中を伸ばしていると、背中がぴりぴりして筋肉痛みたいな感じも出てきますよね。

病院のリハビリなどで『弱くなってる背中の筋肉を鍛えましょう』って言われた経験があると思います。

 

でも、歪んだ体の状態で筋トレやっちゃうと、次は腰痛になる方も少なくないです。

なぜ若い人でも猫背になっていくのか?

それは、ディスプレイの高さと椅子や机の位置があなたのカラダに合っていないのかも知れません。

 

立ってるときはそうでもないのに、座ってPCの仕事をすると姿勢が悪くなる場合、人は、からだの前方の筋肉を使って作業するのがほとんど。

 

当たり前と言えばあたりまえですが、PCを使うことの多い現代は、眼の使いすぎとあわせて肩甲骨が内側に入り、骨盤が後ろに倒れていることが多いです。

 

常にその姿勢をとり続けることによって、おなかのコリが顕著になります。特にみぞおちが硬くなると、目にも影響が出て眼精疲労が強くなるんです。

 

おなかのこりを解消すると、身長が高くなった・・・と感じる方が多いのは、おなかがとても固くなっていた証拠です。

首を曲げる角度がまっすぐの状態から、曲げれば曲げるほど肩や首に掛かる負担は増えていきます。

 

ちなみに首を曲げていくと、首の骨と肩にかかる負担はこんなに増えていきます

●首の角度が増すと、首の骨にかかる負担がどのくらい増える?
・0度ーーー6kg 
・15度ーーー12kg(2倍)
・30度ーーー18kg(3倍)
・45度ーーー22kg(4倍)
・60度ーーー27kg(5倍)

机とイスの高さを調整して、あなたの体格に合わせる事って大切です。

自宅や職場の、机とイスの高さも調べて可能なら修正するようにしましょう。

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おなかのコリがからだに良くない7つの理由について詳しくはこちら

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