天気の変わり目や季節が移り変わるとき、なんとなくからだが重だるく感じたり、耳鳴りや偏頭痛に悩まされる事が増えて来ます。
春先や梅雨そして秋口に、なぜ体調に支障をきたす人が増えるのでしょうか?
気圧の変化が体に及ぼす影響を見ていきましょう。
わたしたちが受けている空気の重さはどれくらいなのか?
気圧=空気の重さといえます。
1リットルあたり1.293グラム(平均値)とされていて
1リットルで約1.3グラムなわけですから、1リットルの空気が1円玉1個分の重さとほぼ同じってわけ。
でも、地上から上空までの高さの空気を積み上げた場合・・・すごい重量になるのはなんとなく想像できませんか?
では日常どのくらいの重さの空気がかかっているかわかりますでしょうか?
答えは16トン(なんかすごくないですか?)
日本人男性の体表面積は1.6平方メートルと言われていまして、1気圧=1013hPaなので、
空気の重さは1平方センチメートルで1kgもあります。1.6×100×100×1=16000というわけです。
このような強い圧力を日常感じることがないのは、大気圧がカラダの周囲にまんべんなくかかっていることと、体の内部からも同じ強さの圧で押し返してるから・・・
この内側から押している圧と大気圧の力のバランスが崩れたときに、偏頭痛や神経痛、関節炎などが起きやすくなるんです。
外からの圧力に対して、体の中の押し返す圧が調整されるまでに2〜3日かかるそうで、天気の崩れる前から体の不調がでるのはもちろん、雨や曇りが続いていたのに、急に晴れたりしても体調がすぐれなかったりするのはそういうわけです。
低気圧とはいうけれど
高気圧や低気圧という言葉は相対的なもので、どのくらいの気圧からが高気圧・低気圧という決まりもないんです。
地図における山や谷のの関係と一緒で、等圧線で囲まれたまわりに比べて気圧が高い部分が高気圧、低い部分が低気圧というわけ・・・
天気図においては1020hPa(ヘクトパスカル)の低気圧も存在しますし、1000hPa以下の高気圧もあるわけなんですね。
低気圧が近づいて偏頭痛を起こす方や神経痛が強くなる方は、経験的に知られたところです。
低気圧の通過に伴う天気や気温・湿度の変化が関係してそうな感覚を持ってるのではないでしょうか。
気圧の変化を感じるとき
日常で気圧の変化を感じる時があります。それはエレベータに乗ったときや飛行機に乗ったとき。
地上より100メートル高くなると、気圧は10hPa下がるそうです。
都会の高層ホテルなどのエレベーターでは100メートルの高さまで上がるのに10秒ほど・・・
(2006年頃のデータ。平成28年ではもっと高いビルもできてるので、体への負担はもっと急激だと思います)
つまり、10秒でからだを外側から押す力が1%・・・つまり10グラム減少して、内側の圧力が高くなってしまいます。
鼓膜は小さい音や振動まで感知するナイーブな器官ですから10グラムの変化は相当なもの。
この外気と体内の圧の差が耳鳴りの原因になるわけです。
首や頭蓋骨に歪みのある方が飛行機に乗ると耳鳴りはもちろん、頭痛を引き起こすわけは、この大気圧の変化によるものです。
この気圧の変化により、血管が膨張したり神経が炎症部分に接触したりで神経痛が出たり、頭痛がしたり、からだがなんとなく重だるくなったりするのが、天気が崩れる前だったりの犯人なんですね。
偏頭痛のセルフケア
定期的に整体などで、しっかりメンテナンスしてる方向けのセルフケアです。こちらのお水を使ったセルフケアが頭痛解消にはおすすめです。
偏頭痛の解消のケアを紹介します。
こちらのケアをやっても解消しない場合は、それ以外の場所が関係しています。信頼できる整体院でまずはからだ全体の歪みを整えてもらうようにしましょう。
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鹿児島の整体おんおんどうでございます。