生理の1週間前から終わるまでにやっておくべきセルフケア

生理痛

生理の1週間前:イライラや気分の落ち込み

中頚の温湿布

寝る前に毎日、首の真ん中(頸椎4番)の左右のこってる側を蒸しタオルで10分温めます。左右でコリがわからなければ、真ん中を温めましょう。

これをやっていくと気分の落ち込み・イライラも解消できますが、寝起きも良くなっていきます。

 

甲状腺と女性ホルモンは深く関係してるため、喉のはれぼったい感じもこれで改善できます。

 

生理が始まる1週間ほど前には後頭部が開いてきます。

これは甲状腺が刺激されてて、頸椎の4番が歪みやすいです。

この場所は呼吸器にも関係していて、

呼吸のみだれ=感情の不安定さ

と言う関連上、感情の揺れが大きくなるんです。

 

この頸椎4番が弾力なく、歪みが大きい人ほどイライラや気分の落ち込みが強くなって、感情が不安定になるんですね。

頚の中央部あたりの温湿布をやっていきましょう。

生理の2,3日前:乳房の痛み

生理の2,3日前にはお乳の張った感じ、強くなる人がいますが、甲状腺の機能が悪い人はこの痛みが出やすい傾向にあります。

生理期間中ずっとお乳がいたいという人も珍しくありません。

先ほどの、頚の中央を温めるケアをやるのも良いですが、肩甲骨の外側の水かきのような筋肉を引っ張るケアがおすすめです。

水かきを引っ張る

この時期は肩甲骨も開いてくる時期と重なるので、肩甲骨に働きかけた方が良いのです。

この場所を反対側の手でつまんで放す・・・のを、弾力が感じられるまで繰り返しやってみましょう。

つかむのが痛いかもですが、引っ張ったら”ぱっ”と放してください。

どうしても痛くて引っ張れない方や手が届かない方は鼻を温めるケアを替わりにやりましょう。

温めるのが好きな方は、水かきを引っ張るのも、鼻を温めるケアの2つをやっても構いません。

直接、痛い側の乳房の外側から蒸しタオルで温めるのも効果的です。

特に目を使う人向けのケア

ペンギン体操

ペンギン体操

肩甲骨は目の血行と関係が深いです。

だから日常的にパソコンを使いすぎる人は、生理の2日ほど前から特に目の疲れが強くなってきます。疲れ目が強い人はこのケアもやってください。

 

手指を思いっきり開いて、地面を押さえるようなイメージの手の形。

その手を捻って肩を外転させるようにカラダの後ろに持って行く。後ろの方で肩甲骨が寄ってきます。

この時に上を見るように首をそらせてください。(写真のように上を見上げてるのがポイント)

胸椎1〜3番が刺激され目の疲れがとれていきます。3〜5回ほど繰り返します。

眼窩を押し上げる

眼窩を押し上げる

目の上を親指で拡げるように押し上げます。
眉の下あたりに前頭骨という骨があります。その骨を持ち上げるように押し上げてください。

目が疲れると頭蓋骨が拡張して、頭全体が大きくなります。そのため前頭骨が下にさがるので、それを持ち上げる・・・と言う考え方になります。

回数,時間は目が楽になるまで。目がスッキリしますよ。

耳殻をつまむ

耳殻けん引

耳のふちは目の調整に効果があるポイントです。

耳の上から下までざっとつまんでみて、とっても痛いところは1回くらいつまみます。

痛みを感じないところがあるので、そこに痛みが出るまで徹底的につまんで引っ張ってください。

痛みが出てくればそれで終了です。

というのも、疲れが限度を超えていると痛みに対して鈍感になってしまうんです。

疲れ目があるのに、耳をつまんでも痛くない・・・ってのは相当ダメージを受けたカラダだと言うこと。

そういうわけで、つまんで痛いのは正常。つまんでもなんともないところを、反応が出てくるまでつまみ続けて、感覚を正常にするという意味合いがあるのです。

片耳ずつやって、両耳しましょう。

目の温湿布

目の温湿布

電子レンジで温めてやると手軽にできます。

濡らしたタオルを固く絞って、目を閉じてまぶたの上に載せます。目に染みるぐらいの熱さでやってください。(やけどに注意)

タオルを乗せたら眼球を左右、上下に動かして目の横や下など他の場所も温めるとさらに目がスッキリします。6分間やってくださいね。

1日目:骨盤がだんだん開く時期

くるぶしまでの足湯

生理のはじめに骨盤が開きます。

1日目はまだ大きく開いてないので、出血量が少ないのです。

生理のはじめに目の疲れがひどかったり、足首に歪みがあると2日目以降に骨盤の開きがスムーズに行きません。

スポーツをやっている女性で、特に足首を酷使してる場合生理がなかったり、不順だったりするのはそういうわけです。

寝る前に目の温湿布と足湯、足首を良く回すようにしましょう。

 

お湯の量は両くるぶし(外踝と内踝)が浸かるくらいの深さ。

8分やって1度足をタオルで拭き取ります。足の赤みの少ない側(両方とも赤くない場合は両足)をさらに2分温めます。

ふくらはぎまで温めたい気持ちになるかも知れませんが、あたためる部位を限定することの方が効果が高まるんです。

そう言った意味で温める時間も8分(追加で2分)を厳守してください。長時間やるとやる前より足が冷えてきますので注意です。

足首回しはあぐらをかいて、片方ずつぐるぐる手で持って回します。テレビでも見ながら十分まわして柔軟性をアップさせてくださいね。

目を温める時間が取れない人は、耳をつまむことをやってください。

2日目:最大に骨盤が開く

スムーズに動けば2日目で骨盤が最大に開きます。

そのため出血量が多いわけです。この動きがスムーズに行かず、2日目に生理痛がひどい人が多いのは骨盤の開きがうまく行かないからです。

2日目の朝は足湯をやって、2日目の夜寝る前に鼻柱の温湿布をやるようにしましょう。

本来、2日目は頭を使いすぎず、目もできるだけ休めた方が良いのです。

そういう過ごし方は今の時代難しいかもですが、ぜひ知っておいてもらって、考え事せず”ぼ〜っ”と過ごし、目も休めるように意識してみましょう。

3,4日目:頭に血が上った状態

鼻柱の温湿布

この時期にやるケアは目の温湿布です。

2日目に開ききれなかった骨盤の総仕上げで開く時期。

生理中の極端な感情の変動というのは、3,4日目に最も強く出てきます。

激しい頭痛やヒステリー、極端に性欲が高まるなどや盗癖が出る方もいるようです。

尾骨は性欲が頭に行きすぎていると飛び出してくるのでここを温めるのも良いです。

簡単に温めにくい場所ですので、尾骨を温めるかわりに鼻を6分間、蒸しタオルで温めても同じ効果があります。

 

本来なら生理は4日できっちり終わるといわれています。

4日で開ききった骨盤が上がりきり、今度は閉じる方向に移行。つまり排卵の状態へ移行するんです。

終わった日:掃除のやり残しを解消

卵巣への愉気

最後の仕上げには卵巣に手を当てておくケアがおすすめです。

これは骨盤を閉じる方法にも也、子宮内で掃除しきれていなかったゴミを排泄する役割があります。

卵巣の機能も良くなり、肌もきれいになります。

①仰向けでくの字に足を曲げ両足裏をあわせる

②卵巣の位置に手を当てると、片方の卵巣は温かく柔らかく感じられる。しかし、もう片方は冷たく固い感じがするので、画像のように左右の足の位置をずらしていく。

③足をずらして行くと固く冷たく感じた卵巣が、温かく丸く感じられる位置がみつかる。

④その位置を保持して手を当てておく。卵巣で息を吸って手に向かって卵巣から息を吐く(つもり)でゆったり呼吸してください。

脚全体が温かくなってきたら終了です。

生理の1週間前からと最終日にやっておくケアは以上です。

難しいことはなにもないです。関係する場所をただ温めるということだけ。

高い道具も薬も必要ないものです。蒸しタオルを作ったり,足湯を準備するのが面倒くさいかもですが、このケアを毎回やっていくことでからだはどんどん元気なっていきます。

生理は子宮の掃除

子宮とは赤ちゃんの哺育をするための空間。

排卵の時に精子を迎え入れるために、いつでも清潔に保たれていなければなりません。

本で読んだことあるのですが、実際に妊娠するのは全ての排卵の時期ではないそうです。

妊娠可能な排卵というのは1年のうちに2〜3回くらいのものだそうです。

つまり、生理というものは排卵よりも、子宮の掃除を通して、女性のカラダ全体の掃除することが大きな目的ではないかと言うこと。

頭を使いすぎた時の生理はおりものが多かったり、冷えやからだが水不足の時は出血が多かったりするようです。

医学的にいえば生理時の出血って、卵胞が子宮壁からはがれるときの出血とは言いますが、そんな単純なものではないようです。

からだのいろんな所にたまっている悪いモノを、生理時の出血で排泄しているのです。

生理は出血以外にも骨盤を開閉させてカラダの調整をしてもいます。

生理は骨盤が開くことでおこるんです。

最後に

生理痛って当たり前って思ってますか?

生理は4日で終わるのが正常と言うこと知ってましたでしょうか?

本来生理というのは気持ちが良いものだそうです。

私は男性ですから、生理も経験したことなければ、生理痛がどういうものかも体感はできません。

でも、本能的で排泄の行為のひとつなので、本来生理は気持ちの良いモノなんだそうです。

生理痛は当たり前だったとしても、生理不順や子宮筋腫に関しては、女性の患者さんについてはほとんどの方が悩みとして持ってる印象です。

エアコンにパソコンの影響が大きかったりするのですが、これらは今の世の中使わないと仕事にならない時代です。

目の使いすぎで生理痛がひどくなりますし、首を冷やすことでもカラダに悪影響がでて、女性特有の症状を引き起こすんです。

日常においてカラダの使い方を工夫したり、セルフケアで子宮筋腫はもちろん、生理痛も改善できます。

女性が男性に比べて長生きなのは、生理という体の中を掃除する機能があるおかげなのですが、

それ以上に、妊娠出産、生理、更年期など体の変化の多い時期にこれから紹介するケアをやっていくと、からだはどんどん良くなっていきます。

参考にして、ぜひやっていくようにしてください。

それから、これは知っておいて欲しいのですが、骨盤だけが開くのではなく、

骨盤の動きと連動して側頭骨、肩甲骨も開かなければならないんです。

セルフケアで目を温めたりや鼻を温めたりする内容が出てくるのは、そういう関係から。

側頭骨=肩甲骨=骨盤っていう関係性も覚えておいてください。

鹿児島の整体おんおんどう