風邪についての誤解のかずかず【その3】

風邪をひく効果

風邪をうまく経過したあとは、子供の頃に感じた風邪の後の爽快感を味わえると思います。

熱によって汗をかくことで、こっていた場所がゆるんでカラダにも弾力が出て、肌もしっとりした感触があるはずです。

・・・といっても平成の今、子供でもそんなことを体感する機会もなくなってるのではないでしょうか??

昭和41年生まれの私が子供の頃、風邪をひいて病院に行ってもそれほど、薬を出された覚えがないんですよね。

『風邪を一発で治す薬を発明できたらノーベル賞ものだ!』なんて言われてた時代で、

お医者さんも『風邪の時は胃に優しいモノ食べて、寝てるのが一番だよ』ってアドバイスしてくれて、まず子供に抗生剤を処方するなんてなかった覚えがあります。

風邪を引く事への考え方をあらためたのは『風邪の効用』という野口晴哉先生の本に出会ってから。

『風邪ってからだが要求してるからひくものなんだ〜』ってえらく感動したのを覚えています。

というわけで、我が家には三人の子供がいるのですが、高熱出すと(母親は特に)心配でまず病院に連れて行くじゃないですか。

甘い味のついた抗生剤、喉の痛み止め、痰を出しやすくする薬に頓服薬・・・

処方箋通りにきちんと家内は飲ませようとしてたんですよね(^_^;

食欲ないのに、おかゆやアイスを食べさせたり、アイスノンでおでこ冷やしたり。

いまは考えをあらためてくれて(意識を変えてもらうのに3年かかりました)

熱が上がりだしたら後頭部の温湿布

食べたくないときは食べさせない。塩分補給も兼ねてスポーツドリンクを水で2倍くらいに薄めたモノを飲ませる

平熱以下の安静時期に学校休むのはもちろん、熱できつそうなら高熱期も休ませる

って感じになりました。

杓子定規に一切の薬がだめ!というわけでもなく、咳がひどくて眠れないとかの時は薬にも頼るようにしています。

熱も風邪じゃない場合、たとえば髄膜炎とかのときは間違いなくまず、お医者さんの診察が必要と思います。

お母さんは子供の病気の時など、ふだんと違う様子を感じるものですが、大丈夫な熱か?やばい熱か?を判断する方法があります。

これを紹介しときますね。

一息四脈

一分間の脈を呼吸の数で割って四で割り切れれば大丈夫!という判断の方法です。

1回息するあいだに脈が4回という意味。

脈は手首とかのどの両側の脈打つところで数えれば良いです。

1呼吸で3〜5回の場合でも心配はない状態と言えますが、

一息二脈(息がすごく早いか、脈がすごくゆっくり)や一息八脈(息がすごくゆっくりか脈がすごく速いか)だとこれは緊急事態です。

すぐにお医者さんに診てもらってください。

風邪もですが下痢やひどい咳であっても、一息四脈の場合だったら、からだが自然にやってることなので心配しなくても大丈夫ってことになります。

鹿児島の整体おんおんどう