削ってもらって、しばらくは楽になる。でも気づくと、また同じ場所に魚の目ができている。
そのたびに皮膚科へ通うのが、正直めんどうだと感じていませんか。
この記事では、魚の目を繰り返してしまう背景にある、体の使い方についてお伝えします。
まず大前提:できてしまった魚の目は、皮膚科・形成外科の領域です
すでにできている魚の目の芯を取り除くことは、当院では行っていません。これは皮膚科・形成外科で、適切な処置を受けていただくのが一番です。
当院でお伝えできるのは、「なぜ、その場所にばかり魚の目ができるのか」という、繰り返す背景の部分です。
なぜ、同じ場所に繰り返しできるのか
魚の目は、足裏の特定の場所に、体重が偏ってかかり続けることでできます。靴の形や歩き方のクセが原因と言われることが多いのですが、それだけでは説明がつかないケースも少なくありません。
実は、骨盤が歪むと、その影響は一つの方向にだけ伝わるわけではありません。骨盤が傾くと、その上に乗っている上半身のバランスを取ろうとして、股関節の向きが変わります。股関節の向きが変わると、膝が内側や外側にねじれやすくなり、その延長にある足首も、本来とは違う角度で地面に接地するようになります。こうした連鎖の末に、足裏の特定の場所に、体重が集中しやすくなるのです。
足に不調のある方は、左右のくるぶしの高さが違っていることが多く、これも全身のバランスの崩れが、足元にまで表れているサインの一つです。
靴を変えても、削ってもらっても繰り返すという場合、原因は足元だけでなく、骨盤を含めた体全体の使い方にあるのかもしれません。
セルフチェック:こんな方は、体重のかけ方に偏りがあるかもしれません
いくつか当てはまる項目があった方は、足元だけでなく、体全体のバランスが関係している可能性があります。
実際にあった、ある方の変化
当院に腰痛で通院されている方から、「骨盤を整えていくうちに、繰り返していた魚の目が気にならなくなってきた」というお話をいただいたことがあります。
これはおひとりの方の経過であり、同じ変化がどなたにも起こるとお約束するものではありません。ただ、体重のかけ方の偏りが整うことで、足裏への負担が変わっていくケースがあることは、臨床の中で実感しています。
予防という考え方で、気長に向き合う
骨盤を整えたからといって、すでにある魚の目がすぐになくなるわけではありません。また、1回の施術で終わる話でもなく、体の使い方のクセが変わっていくまでには、ある程度の期間、経過を見ていく必要があります。
「繰り返しにくい足を目指す」という、予防の視点で気長に取り組んでいただくのが、当院の考え方です。
よくある質問
Q. 靴を変えれば、もう繰り返さなくなりますか?
靴の見直しは、大切な対策の一つです。
ただ、靴だけを変えても、体重のかけ方の偏りそのものが残っていると、繰り返してしまうことがあります。
靴の工夫と合わせて、体全体のバランスも見ていくことをおすすめします。
Q. 市販の魚の目用パッドを使ってもいいですか?
当たる部分の刺激を和らげる目的で使うこと自体に問題はありません。
ただ、パッドで痛みが紛れると、体重のかけ方の偏りに気づきにくくなることもあります。
根本的な対応については、皮膚科、または当院へご相談ください。
Q. タコと魚の目は、同じものですか?
どちらも、皮膚の同じ場所に繰り返し圧力がかかることでできる点は共通しています。
ただし、魚の目は芯が皮膚の内側に向かってでき、タコより痛みを伴いやすいとされています。
どちらも、繰り返す背景には、体重のかけ方の偏りが関わっていることがあります。
Q. 自分で削ったり、芯を取ったりしてもいいですか?
市販の道具やカミソリなどで、ご自身で処置される方もいらっしゃいます。
でも、深く削りすぎてしまったり、そこから雑菌が入ってしまったりするリスクがあります。
特に、糖尿病など血流に関わる持病がある方は、自己処置は避け、皮膚科で診てもらうことをおすすめします。
Q. 放っておくとどうなりますか?
痛みをかばって歩き方が変わり、今度は別の場所に負担がかかってしまうことがあります。
結果として、別の場所にも魚の目やタコができたり、膝や腰に負担が及んだりすることもあります。
気になる段階で、一度ご相談いただくのがおすすめです。
Q. 施術を受けたら、どのくらいで変化を感じられますか?
症状の程度や体の状態によって変わるため、断言はできません。
骨盤を整えることで、歩き方や立ち方のクセがすぐに変わるわけではなく、体の使い方が少しずつ変化していく中で、繰り返す頻度が変わっていく方が多い、という印象です。
経過を見ながら、気長に取り組んでいただく症状です。
あわせて読みたい
体重のかけ方の偏りは、魚の目だけでなく、腰や膝の不調にもつながっています。心当たりのある方は、こちらのページもご覧ください。
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【骨盤矯正ですぐ戻る方へ】骨盤と一緒に、お腹も整えていますか?について詳しくはこちら
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