目薬では疲れ目が取れない本当の理由
目が疲れたとき目薬を差してもすぐにまた疲れてしまう。そんな経験をお持ちの方は非常に多いのではないでしょうか。
実は目薬では根本的な疲れ目の原因にアプローチできていないんです。
目薬は目の表面を潤すことや充血を抑えることはできますが筋肉の緊張や血流の低下という疲れ目の本質的な原因には働きかけることができません。
だからすぐにまた疲れてしまうんです。
眼精疲労の本当の原因
疲れ目の本当の原因は目の周囲の筋肉の緊張と血流の低下にあります。
目の周りには眼輪筋という筋肉があります。眼輪筋はまぶたの開閉を担う表情筋の一つです。スマートフォンやパソコンの画面を長時間見続けると眼輪筋が持続的に緊張した状態になります。
さらに重要なのが毛様体筋です。毛様体筋は眼球の内部にある筋肉でレンズの役割を果たす水晶体の厚さを調節してピントを合わせる働きをしています。近くを見るときは毛様体筋が収縮して水晶体を厚くします。遠くを見るときは毛様体筋が弛緩して水晶体を薄くします。
スマートフォンやパソコンを長時間見続けると毛様体筋が収縮した状態が持続します。この状態が慢性化すると毛様体筋が緊張したまま固まり遠くを見てもピントが合いにくくなります。これが眼精疲労の主要なメカニズムです。
また目の周囲の血流低下も疲れ目を悪化させます。目の筋肉や神経への酸素と栄養の供給が減少することで疲労が蓄積しやすくなります。目の表面の涙腺機能も低下してドライアイを引き起こすことがあります。
現代人の眼精疲労が増加している背景
スマートフォンの普及により現代人の目への負担は以前と比べて大幅に増加しています。
人間は1分間に約20回まばたきをするのが正常ですがスマートフォンやパソコンの画面を集中して見ているときは5~7回程度まで減少することがわかっています。
まばたきは目の表面に涙を均一に広げるための重要な動作です。まばたきの回数が減少すると目の表面が乾燥しやすくなり眼輪筋の疲労も蓄積します。
また画面を見るときの前傾姿勢は頸部の筋肉を緊張させます。頸部の血流低下は眼球への血液供給にも影響するため首こりと眼精疲労が同時に起きやすくなります。
温湿布が眼精疲労に効果的な理由
温湿布でまぶたを温めることで以下の効果が得られます。
眼輪筋の緊張緩和として温熱刺激が眼輪筋の血流を改善して筋肉の緊張を緩和します。眼輪筋が緩むことでまぶたの重さが軽減されて目が開けやすくなります。
毛様体筋への間接的アプローチとして眼球周囲の温度上昇が眼球内の血流を改善して毛様体筋の疲労回復を促進します。
涙腺機能の改善として温熱刺激がマイボーム腺と呼ばれる眼瞼の脂腺の分泌を促進してドライアイの改善に効果があることが報告されています。
自律神経への効果として温熱刺激は副交感神経を優位にします。副交感神経優位の状態では毛様体筋が弛緩しやすくなりピント調節の回復が促進されます。
正しい温湿布の作り方と使い方
濡らしたタオルを固く絞って電子レンジで15秒加温します。
取り出したタオルが熱すぎる場合は少し冷ましてからまぶたの上に置きます。
これを6分間キープするだけです。
6分間という時間は毛様体筋の緊張が十分に緩むのに必要な時間として経験的に有効とされています。
蒸しタオルが冷めてしまった場合はタオルを折り返して温かい部分を使うかもう一度電子レンジで温め直してください。
温度の目安は40~42度程度の心地よく温かいと感じる温度です。熱すぎると低温やけどの原因になるため注意してください。
就寝前に行うことが最も効果的です。副交感神経が優位になることで睡眠の質も向上します。
当院のアプローチ
おんおんどうでは眼精疲労の患者さんに対して目の周囲だけでなく頸部から肩甲帯にかけての筋緊張のアプローチも行っています。
前述のように頸部の血流低下は眼球への血液供給にも影響します。頸部と肩甲帯の筋緊張を解放することで眼精疲労の改善が促進されるケースが多くあります。
日常のセルフケアとして温湿布を継続していただきながら根本的な原因となっている姿勢や筋緊張のパターンを施術で整えることで眼精疲労の慢性化を防ぎます。
まとめ
目薬は目の表面を潤すことはできるが筋肉の緊張や血流低下という根本原因にはアプローチできない。
眼精疲労の本当の原因は眼輪筋と毛様体筋の緊張および目の周囲の血流低下にある。
温湿布は眼輪筋の緊張緩和・毛様体筋への間接的アプローチ・涙腺機能の改善・自律神経への効果をもたらす。
濡らしたタオルを電子レンジで15秒温めてまぶたの上に6分置くだけで眼精疲労の回復が促進される。
就寝前に行うことで睡眠の質の向上にもつながる。
今夜寝る前に試してみてください。翌朝の目のすっきり感が全然違います。
鹿児島の整体おんおんどう
理学療法士 迫田徳昭
施術歴37年・施術実績25万回
鹿児島市小野3-2-7
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