風邪の時の基本ケア

風邪の時はとにかく温めるのが基本です。

まずは蒸しタオルの作り方から紹介します。

蒸しタオルの作り方

①タオルを水で濡らして固く絞る

②おしぼり状にして、耐熱性のビニール袋に入れてレンジで1分温める

これだけです^^

ちょっと熱いかな?くらいのやけどしない温度で温めましょう。

途中で冷めてきたら、温かい方を裏返して、さらに冷たくなったらタオルを温め直してくださいね!

目の温湿布

レンジから出したタオル・・・そのままでは熱すぎるのでもう1枚の乾いたタオルでくるんで、

あおむけになって目を閉じた状態で目の上に載せます。

結構熱いので、我慢せず目からタオルを離したりして調節してください。

普通に目が疲れている人は目に染みる熱さですが、中くらいに疲れてる目は熱さが痛いです。

最高に目が疲れていると熱いだけでなにも感じません。この場合はとっても重症です(^_^;

反応がとても鈍くなっているので、目の温湿布を続けているとだんだん目にしみてきます。

そのしみるような感じがなくなるまで、目の疲れが強い人は時間をかけて温めてください。

1日だけでなく毎日、目の温湿布は続けていきましょう。眼球の前面だけでなく側面も温まるよう、眼球を動かしてくださいね(目を閉じたまんま)

目の温湿布は30分ほどやります。一度温めたタオルは10分くらいもつので、3回ほど温めることになります。

冷めてきたらタオルを裏返したり、内側のタオルを返して熱さの残ってる場所で温めるように。

30分以上はやらないように。変わらない場合は翌日まで待ってください。

目を温めることは骨盤の動きも良くなるので、女性は生理の始まるちょっと前から終わるまでは毎日やっても良いくらい・・・

生理痛がひどい方は、目や頭を使いすぎてる方が多いからです。痛み止めを飲むのがイヤな人は目の温湿布をやってみてくださいね!

足湯(そくとう)

くるぶしの上までお湯で足を温めるやり方です。

バケツか大きな洗面器、たらいなど・・・両足が入れられるくらいの大きさの入れ物にお湯を張ります。

お湯の温度は我慢するほどではないけど、ちょっと熱めのお湯(感じ方は、個人差がありますが43度前後)

お湯はすぐに冷めてくるので、やかんやポットなどを準備しておいて、冷めてきたら足をどけて(やけどしないよう)差し湯をします。

足湯の時間は8分。

ここで1度足をお湯から出して、よく拭いてください。

そして、左右の足の色を比べる。

両方ともまっ赤だったらそれで終了ですが、片方だけ白っぽかったり、色の差が大きいとき、両足とも白っぽい場合は

あと2分だけ足湯を追加してやってみましょう。

足をタオルで拭いて(いくら名残惜しくても)ここで終了。

足湯の前と終わったあとお水をコップ1杯飲んでおくと、さらに良いです。

冷え症はもちろん、ふだん頭を使ったり、考え事の多い人にもお勧めです。

足湯のポイントは、合計で10分を超えないこと。

気持ちよいからと言って15分とか30分とかやらないでくださいね(^_^;

というのも、温めすぎると足は今度足湯の前より冷たくなります。

どうしてもやりたい人は1時間ほど間隔をあけてやってください。

カラダに(ここでは足)自分で温かくするよう刺激・きっかけを与えるのが目的だから、長けりゃ良いわけではないんですね。

メリハリが大切なんです

脚湯(きゃくとう)

お湯の温度、温める時間は足湯の時と全く同じです。

違いは膝から下までをお湯につけるということだけ。

深さが必要なので湯舟にお湯を張ってやってください。

後頭部の温湿布

後頭部でぽっこりと出ている、後頭隆起の少し上を蒸しタオルで40分温めます。

タオルは小さくり折りたたむか、てるてる坊主をつくって彼の頭くらいの大きさに(5〜6cm四方くらい)して、温める範囲を小さくします。

冷めたら温かい部分を繰り出したり、タオルを温め直したりして40分間です。

でも汗がどんどん出てきたらそこで終了しても大丈夫。それから、子供の場合は10〜15分の時間で十分。

タオルを温めなおしてる時、断続的に後頭部を温めてない時間が発生しますが、この間の温めてない時間も大切なので、空き時間について神経質にならなくて大丈夫ですよ^^

温め終わったら湿った髪をドライヤーなどで乾かしておきましょう。

鎖骨窩の温湿布

鎖骨窩(さこつか)とは、首のつけ根の鎖骨の上の凹んだところを言います。

そこら辺を左右押して、こった感じ・詰まった感じ、痛く感じる側を蒸しタオルで10分ほど温めます。

ただし、左側を温める場合は、最初に右を5分温めてから左側を10分温めるようにします。

右の時は右側だけで構いません。

鼻柱の温湿布

蒸しタオルを鼻柱に当てて10分ほど温めます。

頭の緊張が抜けないときや自律神経失調症にもおすすめのケアです。

側腹をつまむ

左右の脇腹の皮膚(筋肉はつままないで皮膚だけ)を縦につまんで、引っ張って比べると片方だけが分厚く、固く冷たくなって伸びにくくなってるのがわかると思います。

ほとんどの場合固い側ってのは痛いです(^_^;

その伸びない分厚い皮膚を大きめにつかんで、引っ張って・・・パッ!と放してください。

上・真ん中・下のだいたい3ヶ所くらいを引っ張っていきます。

伸びやすく、皮がやわらかく感じられるまでやってください。

このあと目を閉じて呼吸をするのですが、口や鼻ではなくて・・・

左右の脇腹にそれぞれの手を当てて、脇腹に息を吸い込みます。

そして、脇腹から息をゆっくり温かく吐くイメージで呼吸するのです。

これは行氣(ぎょうき)と言われるものなのですが、脇腹から吐くつもり・・・で大丈夫。

胸椎8番をこする

これをやると悪寒(おかん)が取れていきます。

胸椎の8番って、左右肩甲骨の下の部分を結んだ線のすぐ下の骨のこと。

そこら辺を強めにこすっておくとだんだん楽になってきます。

手が届かないので、やってもらってくださいね。

脚の裏の筋肉を伸ばす

あおむけで両手を伸ばして寝て、踵を向こう側に突き出しながらぐ〜っと伸びをして、

ぽっ・・・と力を抜くことを数回やる。

相手がいるなら、仰向けで短い方の脚を引っ張ってもらうと良いです。

太ももの裏が伸びるようにするのがコツですが、引っ張る人も腕力でやるのでなくからだ全体を使って、

綱引きのように体重で引っ張るようにしてください。

鹿児島の整体おんおんどう