【第6回】自律神経失調と「おなかのコリ」が関係する理由

第6回お腹のコリ講座〜自律神経編〜

自律神経の失調とは

猫背

背中には自律神経に関係する神経があります。脳から命令は出していないのに、背中のはりがつよくなると物理的に交感神経が興奮して

  • 動悸や発汗
  • 不眠
  • 血圧の上昇
  • 食欲不振、便秘

などの症状がからだに出てきます。

 

自律神経失調という病名は実はなくて、これらのを総括して『自律神経失調』と呼ばれます。おなかのコリにより猫背のような、背中が丸くなりすぎた姿勢を、始終とっていると背中の筋肉が張るため自律神経失調になりやすいんです。

おなかが縮んで固くなると、骨盤が後ろに倒れて背中がピンと張っていきます。おなかがこると背中の筋肉の張りもコリも強くなるんですね。

自律神経の場所ってどこ?

首・背中・仙骨にあります。

自律神経って交感神経と副交感神経のことを言い、おおもとは間脳と視床下部という脳。これがコントロールしているのが自律神経です。

そこから延髄⇒脊髄の神経線維を通って、神経節⇒節前線維⇒節後線維⇒内臓に命令が伝わるわけです。

 

内臓は交感神経と副交感神経の2種類があって、この2つはそれぞれ反対の作用をもたらしています。

交感神経が強く働くと、心臓の脈が速くなり汗がたくさん出てきます。

 

『腹が立って怒っている』場面をイメージするとわかりやすいでしょうか?この状態が交感神経優位の状態なんです。

胸椎には交感神経が集中している

自律神経の分布図

画像を見ると交感神経は胸髄にあり、副交感神経は脳と腰椎、仙骨にあります。

背中に交感神経という、からだを興奮させる神経が集中してるのがわかりますか?

だから、背中が張るとからだが常に興奮状態におかれ、動悸や不眠、血圧の上昇がおこってきます。

 

交感神経はからだを興奮させる働き、副交感神経はからだをリラックスさせる役割があるわけです。

自律神経失調で代表的な自覚症状

【頭にあらわれるもの】

頭痛、耳鳴り、口の渇き、味覚の異常、眼精疲労、目の乾き、喉の異物感、喉のつまり

【内臓にあらわれるもの】

動悸、息が吸いにくい、めまい、手足の冷え、高血圧、低血圧

吐き気、胃の膨満感、おなかのはり、おならが良く出る、胃のむかむか、食欲不振、頻尿、オシッコが出ない、残尿感、生理不順、ED

【全身にあらわれるもの】

多汗、冷や汗をよくかく、皮膚のかゆみ、からだのだるさ、寝ても疲れが取れない、倦怠感、のぼせ、からだのほてり、不眠、寝付きが悪い、寝てもすぐ目が覚める

【感情にあらわれるもの】

不安感が強い、イライラしやすい、気分が落ち込みやすい、やる気が出ない

などたくさんあります。これらの症状が出る日と出ない日があったり、ころころと症状が変わっていくのが自律神経失調の特徴です。以下の症状も自律神経の失調と関係があるといわれています。

不整脈

起立性調節障害

過呼吸症候群

過敏性大腸症候群

神経性の下痢

偏頭痛

緊張性頭痛

メニエール氏などのめまい

円形脱毛

発汗の異常

おねしょ

などがあり、ホルモンバランスと骨盤の開きが関わる更年期障害も自律神経失調の仲間といえます。

まとめ

胃の支配神経は副交感神経です。胃に対して交感神経が優位だと食欲不振になりますが、副交感神経が優位になると食欲が増してしまうんです。

何事も中立が大事ということで、なんでもかんでもゆるめれば良いと言うわけではありません。こっているところはゆるめますが、ゆるみすぎているところは締めなくてはダメ。なにごともバランスが大切で中立の状態が理想的です。

興奮状態も抑制された状態も不健康というわけです。

 

関連記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加